広島・秋山は日本の野球に再アジャストできるのか 松井稼、福留らは復帰1年目に軒並み苦戦

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 メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏は「もし、レッズ時代と変わらなければ苦しい」と、こう続ける。

「当時の秋山は全打球の約60%がゴロという、典型的なグラウンドボールヒッター。速球やカットボールなどの速い変化球への対応もメジャー最低レベルの数値だった。リードオフマンとして期待に応えようと出塁率にこだわりすぎただけでなく、速い球に対応できなかったのが原因です。それが3Aエルパソでは豹変。16試合で打率.343、3本塁打、21打点。二塁打2本、三塁打1本。メジャーとはレベルが違うし、エルパソの本拠地は標高1000メートル以上の乾燥地帯でボールが飛びやすいのは事実ですが、それ以上に『出塁率より強い打球』と本人の意識が変化したことが奏功したのでしょう」

■再適用しやすいのは投手より野手

 ロッテからインディアンスに移籍し、日本復帰後は巨人などでプレーした小林雅英氏は「全体的な傾向で言えば、投手より野手の方が再アジャストに時間がかからない」とこう続ける。

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