巨人13日ぶり試合…最大の心配はエース菅野「コロナから復帰急げば重大な故障も」とOB危惧
巨人の後半戦がやっと始まった。
先月の19日以降、支配下選手41人を含む計84人の新型コロナ感染者を出し、同20日のヤクルト戦を最後に計6試合延期となっていた。
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13日ぶりの試合となった2日の阪神戦には、3番・中堅に丸、4番・三塁に岡本和、6番・一塁にウィーラー、7番・遊撃に北村と、陽性判定を受けた4人がスタメンに名を連ねた。
「他球団に比べて感染者が爆発的に多かったとはいえ、岡本和や丸ら陽性だった選手が1試合も休まずに4人もスタメンで出場した。他球団に『巨人だけ主力が回復するのを待っていた』と言われても仕方ありません」と、苦笑いする巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏がこう続ける。
「ただ、感染した影響が大きいのは、間違いなく野手より投手。まず肩の関節が緩むため、投げ込む時間が必要になる。下半身も弱ってしまいますから、短期間でも走り込んで体をつくり直さないとなかなか球威は戻らないでしょう。仮に1週間休んだとすれば、元の体に戻るまで、最低でも1~2週間はかかる。投手の体や感覚は繊細。だからキャンプから段階を踏んで調整するのです。さらに同じ投手でも、長いイニングを投げるスタミナが必要な先発に、より大きな影響が出るでしょうね。