巨人13日ぶり試合…最大の心配はエース菅野「コロナから復帰急げば重大な故障も」とOB危惧
そういう意味で最も心配なのが、陽性だったエースの菅野(智之=32)です。近年は腰や右肘を故障して満身創痍に見える。ただでさえ、昨年から調子が上がらない中、復帰を急いで投げることになれば、さらに重大な故障の危険性が増すことになる。投手生命に関わるような事態にならないよう、慎重の上にも慎重を期した方がいいと思います」
この日の阪神戦で先発マウンドに上がったメルセデスは、コロナ禍に見舞われた巨人にあって数少ない陰性者だった。しかし、「チームとして活動を停止していた期間がある。陰性だったメルセデスにも影響がないわけはないでしょう」と高橋氏が指摘するように、二回1死から大山に右翼席へソロ本塁打を浴びると、三回には2死無走者から連打で追加点を奪われ、7回途中4失点で4敗目(5勝)を喫した。
打線では丸が2安打と気を吐いたものの、コロナ明けのスタメン4選手は計14打数2安打。そもそもチーム全体で4安打なのだから、好調の阪神相手に分が悪かった。ますますエースの菅野に依存したくなる状況になってきたから、危険な兆候である。