あぁ、情けない巨人…ヤクルト“村神様”の打撃タイトル取りも全面バックアップのデータ
選手の問題だけではないだろう。
開幕前に優勝候補の筆頭と目されながら、ヤクルトに首位独走を許す4位巨人。敵の主砲で、ファンから「村神様」とあがめられる村上宗隆(22)にも、いいようにやられまくっている。
チーム関係者が、「昨年もカモにされた。もちろん、チームで対策は練って、被打率にその成果が出ていると言えなくもないんですが……。これだけ肝心なところで打たれては、大きなことは言えません」と自嘲するように、今季の対戦成績は5日現在、打率.257、6本塁打、24打点。打率こそリーグで最も低く抑え込んでいるが、被本塁打はリーグ3位、打点は最も多く献上している。村上の巨人戦の得点圏打率は.400。ここぞというときに、痛打を食らっているわけだ。
「村上は日本球界18年ぶりの三冠王を狙おうかという打者です。持ち前のパワーと勝負強さに確実性が加わった今季、容易には抑えられない。インコースをいかに厳しく効果的に攻めるか、それしかないと思います」
と、評論家の橋本清氏がこう続ける。