西武は昨季最下位から逆襲も…優勝ならまたも遅れる「松井稼頭央監督」誕生
西武ホールディングス(HD)は今年から来年にかけ、港区のザ・プリンスパークタワー東京を始め、全国のスキー場やゴルフ場など31施設を外資に売却予定。その一方で、数年前から西武HDのおひざ元である所沢の再開発には心血を注いでいる。大型の複合商業施設を建て、西武園ゆうえんちも100億円で大規模改修。ライオンズの本拠地、ベルーナドーム(当時はメットライフドーム)も3年がかりで総額180億円の改修工事をし、昨年リニューアルしたばかりだ。
「西武HD社長を兼ねる後藤オーナーは所沢を『要所』と位置づけている。かつて西武が外資の影響を強く受けていた頃は球団売却のウワサもあったが、今はむしろ所沢をアピールするための重要子会社。だからこそ、人気と知名度を兼ね備えた元メジャーリーガーの『松井監督』に長期政権を築いてほしいとの思いがあるそうです」(前出のOB)
球団だけのことを考えれば辻監督続投でも問題ないが、グループ全体を考えれば……ということなのだ。