ソフトB・今宮「復活モチベ」はパCS反攻に一役買うか 後釜候補の誉イヒネ・イツアにも“メラメラ”

公開日: 更新日:

 オリックスとの初戦を落とし、アドバンテージを含めて2敗目を喫したソフトバンク。反撃のキーマンとされているのが主砲の柳田に加えて、遊撃手の今宮健太(31)だという。

 今季が年俸2.9億円の4年契約の最終年。近年はケガも増え、高額契約を結んで以降の3年間は規定打席に到達できなかった。昨季は打率.214。レギュラーを奪取した2012年以降、ワーストの成績だった。

 それが今季はリーグ4位で、自己最高の打率.296と、復活どころか覚醒。西武とのCSファーストステージ初戦でも、中押しにつながる安打を放ち、チャンスメークに貢献した。

 ここ数年は散々だった今宮にとって、今季は来季以降の高額契約を勝ち取るための正念場だった。オフには球団がメジャー通算109本塁打の内野手・ガルビスを獲得。年俸3.5億円の2年契約で、遊撃も守れるという触れ込みだった。

「今宮も強肩で名を馳せた遊撃手だけに、プライドはズタズタだったはず。その影響か、キャンプでは『遊撃は絶対に譲らない』とばかりに目の色を変えていた。今季、ガルビスは公式戦で遊撃を守ることはなく、打率も.171と低迷。球団内ではハズレ助っ人かと嘆く声もあるが、『まだ1年目。とりあえず、今季は今宮をその気にさせただけでも収穫』と話す者もいる」(球団OB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 3

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 4

    “路チュー”に続き所属タレントの書籍予約トラブル…STARTO社福田淳社長は「自分ファースト」!?

  5. 5

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  1. 6

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 7

    プーチンだけが丸儲け…米国&ウクライナ会談決裂にニンマリのロシアが描く青写真と警戒心

  3. 8

    注目される日銀の出口政策…次は時価約74兆円のETF(上場投資信託)の出番だ

  4. 9

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉

  5. 10

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?