日本一逃したヤクルトが抱える優良3助っ人の去就問題 残留させたくても歴史的円安が直撃
まさかの4連敗で2年連続の日本一を逃したヤクルト。ナインは今後、ユニホームをスーツに着替えての「戦い」が続く。
日本人最多の56本塁打を放ち、史上最年少で三冠王を獲得した村上宗隆(22)は、今季年俸2.2億円プラス出来高からの大幅昇給が確実視されているが、リーグ連覇を支えた助っ人の多くが今季限りで契約が切れる。
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■マクガフ、サンタナ、サイスニード…
昨オフに年俸1.5億円の3年契約を結んだホセ・オスナ(29)はさておき、昨季から抑えを務め、2年間で通算69セーブを挙げたスコット・マクガフ(33)が2年契約の最終年。同じく2年間で34本塁打の長距離砲、ドミンゴ・サンタナ(30)、今季チーム最多の9勝をマークしたサイスニード(30)はそれぞれ1年契約。特に、高津監督が全幅の信頼を置くマクガフは代え難い存在だ。日本シリーズでは第5戦、6戦と自らのミスで失点したものの、シーズン38セーブ(防御率2.35)で連覇に貢献した。小川GMは「3選手とも残留させる方向」と話しているが、問題はヤクルトがいくらまで払えるかだ。