“飛ばし屋”河本力3勝目逃す…終盤「パー5」2ホール攻略で露呈したマネジメント能力不足
【マイナビABCチャンピオンシップ】
堀川未来夢(29)が逆転でツアー通算4勝目を挙げた大会で、終盤まで優勝争いを演じたのが最終組の1組前でプレーした河本力(22)だ。
ツアートップのドライバー平均飛距離321.70ヤードを武器に、ルーキーの今季はすでに2勝をマークして、3勝目に近づいていた。ところが終盤に2ホールあるパー5攻略で差が出た。
まず15番パー5で河本は1打目にアイアンを持ち右に曲げてラフ。つま先上がりのライからの2打目はフェアウエーに出すだけで、3打目もピンに寄らずパーとした。一方、ドライバー飛距離ランク95位の堀川はドライバーでフェアウエーをとらえると、2打目はガードバンカーにつかまるも、3打目を1メートルに寄せてバーディー。単独トップに立つ。
2打差で迎えた最終18番パー5は、河本が320ヤードオーバーのドライバーショットを見せて2オンするも2パットのバーディー。堀川は1打目を3番ウッドで打ち、3オン1パットのバーディーを決めて2人の差は縮まらなかった。