山下美夢有が最年少記録更新で年間女王タイトル…それでも物足りないのはナゼ?
【伊藤園レディス】最終日
「風が強く、耐えてチャンスが来るまで待とうと思ってプレーした」
女子ツアー「伊藤園レディス」最終日は、2打差2位発進の山下美夢有(21)が1バーディー、ノーボギーの71の手堅いプレーを見せ、逆転で今季4勝目(ツアー通算5勝)を挙げた。
同時に、「目標だったので達成できてよかった」と、今季ツアー2試合を残し、史上最年少記録を更新しての年間女王タイトルを獲得した。
女子ツアーは今季からシード権が決まるランキングが賞金ではなくポイントシステムに変わり、山下は最高ポイントの国内メジャー1勝(400ポイント)を含む2988.78ポイントを獲得。
5勝マークした2位・西郷真央(21)の獲得ポイントは2254.83ポイント。残り2試合に勝っても700ポイントしか上積みできないため、タイトルの行方が最終戦までもつれることなく、あっさり決まった。
「新女王になった山下にはインパクトが少ない」と評論家・宮崎紘一氏がこう言う。