【独自】飲酒・喫煙問題の聖望学園野球部で「指導者の暴力常態化」“本当の闇”を関係者が告発!
「記事に書いてあることはすべて事実です。しかし、肝心なことが書かれていません。実態はもっとひどいのです」
■春夏5度の甲子園出場
声を潜めてこう話すのは、春夏合わせて5度の甲子園出場を誇る、埼玉県の強豪校・聖望学園の学校関係者だ。
さる15日、「文春オンライン」が報じた、聖望学園野球部の飲酒・喫煙問題。聖望学園は13年ぶりに出場した今夏の甲子園で、能代松陽(秋田)を破って19年ぶりとなる初戦突破。2回戦は大阪桐蔭に0-19の大差で敗れた。
文春オンラインの記事によると、飯能市による甲子園出場の表彰や、元阪神・鳥谷の恩師で今夏限りで退任した岡本幹成監督(現総監督)の「ご功績を讃える集い」が相次いで中止。今月行われる県内の4地区選抜チーム交流戦も辞退した。その裏で部員による寮内での飲酒・喫煙をしていたわけだが、野球部の実情はさらにひどい。
学校側は部員の不祥事を報告し、日本学生野球協会は15日に対外試合1カ月禁止(10月22日~11月21日)の処分を発表したものの、本質はそこではないという。
■寮長は岡本総監督
冒頭の関係者が言う。
「聖望学園の野球部寮には、岡本総監督とコーチ2人が寝泊まりしている。しかも、岡本総監督は寮長も兼ねている。酒を飲んだりたばこを吸った部員も悪いが、彼らの所業を知りながら、見て見ぬふりをしていた指導者たちの監督責任は大きい。それだけではなく、指導者による暴力、暴言も常態化しています」