WBC出場表明した大谷翔平“驚異の広告価値” MVP落選もグラウンド外の収入はジャッジに圧勝
■スポンサー契約数でメジャー史上最多を記録
ここにきて大谷ら多くのトップアスリートがアンバサダーを務めていた暗号資産(仮想通貨)の大手交換所「FTⅩトレーディング」が経営破綻。同社の宣伝に加担したとして、大谷も損害を受けた投資家から同社のバンクマン・フリード前CEOとともにフロリダ州の連邦地裁に提訴された。スポンサー企業1社を失ったものの、大谷の懐は痛くもかゆくもないのではないか。
米スポーツマーケティング大手の「スポンサー・ユナイテッド」の調査によれば、大谷がスポンサー契約をしている企業は10月末の時点で17社にのぼり、ジャッジを抜いてメジャー史上最多を記録した。
一方、ジャッジは今季開幕からの活躍で注目度が増し、シーズン中に清涼飲料水メーカーと新たに契約したが、スポーツ用品や家電メーカー、レジャー産業などの計13社。今後は大谷、ジャッジともスポンサー企業が増えるとみられるが、現時点でグラウンド外の副収入では大谷に軍配が上がっている。
今オフのFA市場の目玉であるジャッジを巡ってはヤ軍が今季開幕前に提示した7年2億1350万ドル(約298億円)から大幅に上積みするといわれる。ジャイアンツ、メッツなど金満球団の参戦で、年俸は史上初の5000万ドル(約70億円)を超えると予想する米メディアもある。
来季途中からオフにかけて大谷の契約問題が再燃する。ビリオネアによる球団買収が進められているだけに、年俸でもジャッジを上回るかもしれない。