イングランドの眠れる獅子ラッシュフォードが母国を56年ぶりのW杯制覇に導くか

公開日: 更新日:

 2018年ロシアW杯は3位決定戦を含めて6試合に出場したが、チャンスに絡むシーンも少なくて無得点に終わった。2019年以降は欧州選手権、ネイションズリーグで不発続き。一時期は代表メンバーから外れることもあり、カタールW杯メンバー入りは「登録23人が26人に増えたおかげ」と言われた。

 こうした状況に危機感を憶えたラッシュフォードは、以前よりもアグレッシブなプレーを見せるようになり、それが大会初戦・イラン戦のゴールとなって実を結び、ウェールズ戦の2ゴールにも繋がった。

 身長186センチ・体重75キロの堂々たる体躯。足元技術、スピード、ドリブル突破力、ヘディングの強さ、強靭なフィジカルコンタクト……とすべてが一線級。プロデビューした当時、イングランド代表の先輩FWであるドワイト・ヨークから「ストライカーに必要な資質の全てを兼ね備えているストライカー」と最大級の賛辞を贈られた。

 イングランド代表の愛称「スリーライオンズ」は、イングランド王室の紋章に由来したイングランド・サッカー協会のエンブレム「3頭の獅子」が元になっている。

 長い眠りについていた獅子が、ついに眠りから覚めたイングランド代表。2回目のW杯制覇が、ついに現実のモノとなるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した