若くて志が高いゴルファーが国内から消える…初日首位T岩崎亜久竜も米ツアーを来年“受験”
【ゴルフ日本シリーズJTカップ】
(東京・東京よみうりCC=7023ヤード・パー70)
今季優勝者や成績上位30人しか出場できない今大会。初日5アンダーでトップタイに並んだのはC・キム(32)、岩崎亜久竜(24)、稲森佑貴(28)の3人。プロ3年目の岩崎は今年、2位3回、トップ10入り10回。賞金ランク4位の資格で出場しているが、描いていたプランは大幅に狂った。
10月10日時点の賞金ランク5位以内に入り、来季の米下部ツアーの出場権をかけた最終予選会に挑戦するつもりだったが、その時点で5位以内に入れず扉を閉ざされた。岩崎は来年の「受験」を目指すことになるわけだが、国内からの挑戦者は一人ではない。
ツアー関係者が言う。
「30歳までは国内ツアーを主戦場にするといった蝉川(泰果・21)は考えが変わり、米ツアーで戦いたいと言い出した。スポット参戦での優勝は厳しいので、下部ツアーの予選会を受けることになるはずです。今年、予選会を受ける資格があった比嘉(一貴・27)は賞金王を狙うため受験しなかったけど、来季は迷わず挑戦するでしょう。今年8月から世界ランクのシステムが変わり、国内ツアーのポイント配分が激減した。2024年の米ツアーメンバーになる条件も緩和され、例えば下部ツアー最終予選会で5位以内なら、直接米ツアーに行けることになったので、さらに受験者は増えるかもしれません」