札幌五輪招致の賛否問う「住民投票」請願は不採択…立憲系会派までもが賛成しなかった理由
どうりで、臨時国会で「汚職に談合」と、闇にまみれた東京五輪事件への追及が甘かったわけだ。
札幌市議会の五輪招致特別委員会は12日、神原勝・北大名誉教授ら10人が提出していた招致の賛否を問う「住民投票」実施の請願を反対多数で不採択。市民の意見を聞く機会を奪ってしまった。
採決に加わった市議21人中、賛成したのは共産党の4人だけ。立憲民主党までもが国政与党の自公と足並みを揃え、反対に回ったのだ。
立憲は昨年の東京五輪に際し、開催直前に当時の枝野代表がコロナ禍を理由に「政府は中止または延期をIOC(国際オリンピック委員会)に強く求めて交渉すべき」と迫っていた。ところが、札幌の招致は“容認”するのか。