貴景勝Vで横綱昇進ならいよいよ現実に…史上3度目「大関空位時代」は長丁場になる

公開日: 更新日:

 しかし、今回は1場所で済むかどうか。大関の昇進目安は「三役で3場所33勝以上」。最も近かったのが元大関の高安で、直近の2場所は計23勝と好調だった。それが序盤から負けが込むと、右足のケガで6日目に休場。大関復帰は一から出直しとなった。

「となれば、後は豊昇龍(23)だけど……」とは、ある親方。

「関脇に定着し、2場所で8勝、11勝。今場所、高いレベルの優勝ならば昇進にワンチャンス、そうでなくとも来場所に向けた足がかりが期待されていた。それがこの日、3敗目を喫したのみならず、左足を痛めた様子だった。大関がいない、あるいは少ない場合は昇進基準も甘くなる傾向があるけど、ケガ次第では高安同様、豊昇龍も今回の大関とりは消滅でしょう。今度の大関空位時代は長くなりそうですよ」

 大関は番付作成に最低2人は必要。そのため、今場所は照ノ富士が「横綱大関」として番付表に記載された。今場所で大関に上がる力士がいない以上、照ノ富士が来場所もこの名で番付表に載るのは確実だ。

 貴景勝が優勝、昇進ならば、2人とも年単位で横綱大関を名乗ることになりかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小室佳代さんは眞子さんを「配偶者」と呼び、秋篠宮さまは圭さんを「夫の方」と呼ばれ…自伝本が深めたミゾ

  2. 2

    松坂桃李「御上先生」は連ドラの“勝ちパターン”を外してしまった? 1ケタ陥落で疑われる《失速と中だるみ》

  3. 3

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 4

    “選挙のプロ”立花孝志まさかの凡ミス赤っ恥…第一声「神戸→船橋」急きょ変更のお粗末

  5. 5

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  1. 6

    小室圭さん母・佳代さん まさかの「自伝本」出版に宮内庁が困惑…“魂の訴え”で秋篠宮家にまた逆風か

  2. 7

    三田寛子はアイドルから“梨園の妻の鑑”に華麗なる転身も…夫の不倫癖で扇千景さんの境地になれない

  3. 8

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 異例の「マイナー相手に実戦登板」で見えた首脳陣の痛恨トラウマ

  5. 10

    なぜオリ山岡泰輔だけが名前を晒されたのか…SNSでは「不公平」「一律公表すべき」の声