「佐々木朗希はWBCで通用するのか…」侍J入り“ロマン枠”ゆえ聞こえるプロOBの辛口評価
「バネはすごいけど、ローテを1年守ったことがない投手がWBCでどこまで通用するのか……」
「まったくだ。バリバリのローテ投手だって簡単には抑えられないのに。ボールにもまだ慣れてないっていうし、国際大会はそんなに甘いもんじゃないからね」
これ、ある球団のキャンプ地でプロ野球OBが交わした会話の中身だ。
今年のキャンプはコロナ規制が緩和。OBは多くの球団でブルペンやケージ裏への入場が許可された。
話題の中心はもっぱら3月開催のWBC。中でも、代表入りしたロッテの佐々木朗希(21)に関する話が少なくないという。
最速164キロを誇る「令和の怪物」は昨季、史上最年少で完全試合を達成。誰しもがそのポテンシャルの高さを認める一方、OBが指摘するように昨年までの3年間、規定投球回に到達したことも、2ケタを勝ったこともない。いわば「ロマン枠」で代表入りを果たしたともいえる。
当の佐々木は7日、キャンプ3度目のブルペン入り。WBC球で変化球を交えて40球を投げた。投球間に時折笑顔を見せるなど、ボールが手についてきた様子。本番で辛口のOBを黙らせ、うならせることができるか。