近藤健介がWBCへ決意 Rソックス吉田と左翼の定位置争い「もちろんスタメンのつもり」
大谷は長文を送ってくるタイプではありませんね(笑)
──今や米国でもスーパースターになった大谷とは、かつて日本ハムでチームメートだった。連絡は取り合っている?
「頻繁ではないですけど、(21年のア・リーグ)MVPを獲得した節目などにLINEでメッセージを送ったりしています。今年はお互いジャパンに選ばれたので『よろしく!』って感じで文章を送ったら『頑張りましょう』と返ってきました」
──大谷はどんなタイプですか? 普段は素っ気ないという話も聞きますが。
「ある意味で冷めているというか、LINEでは長文を送ってくるタイプではありませんね。『了解です』で終わりとか。もっと書けよみたいな(笑)。MVPを取った時は『おめでとう』って送ったら、だいぶ返信が遅かったので、いっぱいメッセージがきて大変なんだろうなと思っていました。今回もあいつらしいですけど」
──大谷はエンゼルスに移籍して5年が経過。侍Jの中に『近藤先輩』がいるのは心強いのでは?
「どうですかね。ただ、代表のメンバーもだいぶ代わりましたし、そうだったらうれしいですね。21年オフに東京のトレーニング場で偶然会った時は、いろいろ話ができました。今回も会えるのが楽しみです」
──日本ハム出身といえば、ダルビッシュ有(パドレス)がメジャー組でただ一人、宮崎合宿の初日から合流した。
「僕とは(日本ハムでの在籍が)重なっていないんですけど、小さい頃から見ていたスーパースター。完全にファン目線で、こっちも楽しみなんです」
──ダルビッシュは09年のWBCに出場。
「経験している人がいるのは心強いですね。そういえば、小久保(裕紀)さん(17年WBC時の侍ジャパン監督=現ソフトバンク二軍監督)に『雰囲気がすごいから頑張れよ』と言っていただきました」
──小久保元監督に「すごい雰囲気」の中で戦うための対処法をアドバイスされた?
「いや、それは自分で乗り越えるしかありません(笑)」
(聞き手=増田和史/日刊ゲンダイ)