近藤健介がWBCへ決意 Rソックス吉田と左翼の定位置争い「もちろんスタメンのつもり」
侍ジャパンメンバーの近藤健介(29=ソフトバンク)が3月のWBCに向けて決意を語った。プロ通算打率.307、出塁率.413の球界屈指のヒットマンは、日本ハム時代の恩師・栗山英樹監督(61)、古巣の後輩・大谷翔平(28=エンゼルス)の素顔などを明かしてくれた。
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■栗山監督から12月24日電話で通達
──1月6日に先行発表された12人のメンバーに入った。栗山監督からはかなり早く知らされていた?
「そんなに早かったわけじゃなくて、去年の12月24日に栗山監督から電話があって『力を貸してくれ』と言われたので『はい、分かりました。よろしくお願いします』と。クリスマスプレゼントという感じでした」
──栗山監督は日本ハム時代の恩師でもある。どんな人?
「みなさんが思っている、まさにそのまんまの人。外と内の顔が変わらない。熱くて野球が好きな方」
──侍ジャパンの中で最も栗山監督を理解している選手かもしれないが、具体的にどんな野球をやると思いますか?
「確かにある程度は分かりますが、知っているのはシーズン中の話なので、また違う戦い方になると思います。僕がプレミア12(2019年)と東京五輪(21年)を経験して感じたのは、国際大会の短期決戦は同じ投手と何度も対戦することはないし、連打連打っていうケースも考えにくい。栗山監督は足と小技を絡めながら、つないで1点を取りにいくような野球を考えていると思います」
──1点を取る野球という意味では、今回は大谷らメジャーリーガー5人が参戦。長打が期待できる一方で、同僚の周東佑京(ソフトバンク)のような足のスペシャリストもいる。メンバー構成はどう思う?
「監督が選んだメンバーなのでベストだと思います。ジャパンでの自分の役割をすぐに理解できるメンバーだし、僕もどんな立場でどんな役割なのかをすぐに把握して、期待に応えられるようにしたいと思っています」
■代打で1打席勝負という役割もある
──ポジションは左翼が定位置。吉田正尚(レッドソックス)と争うことになるが、メジャーリーガーは合流時期が開催直前になる。
「(ダルビッシュを除く)メジャーリーガーがいつ来るかハッキリとは分からなかったので、もちろん、スタメンでいくつもりでもいますし、代打で1打席勝負という役割もあると思っています。どちらでもいいようにしっかり準備をして頭を整理して、任された場面で自分のプレーができれば。どっちがいいというより、臨機応変に対応できたらいいのかな」