キャンプ打ち上げた日本ハムの収穫 内外野ポジション争い激化で新庄監督嬉しい悲鳴
「(選手の)アピール合戦が最後まで続くとは全く思っていなかった」
27日にキャンプを打ち上げた日本ハムの新庄剛志監督(50)がこう言った。
新球場元年の今季は「優勝しか目指さない」という宣言通り、昨季までのおちゃらけモードを封印。キャンプ初日から紅白戦を実施し、一軍だけで13回の実戦を行った。
中でも一番の好材料がドラ1ルーキーで二刀流に挑戦する矢沢宏太だろう。野手として臨んだ対外試合6戦で13打数9安打、2本塁打と猛アピール。首位打者の松本や俊足の五十幡、阪神からトレードで入団した江越らがいる外野のポジション争いを激化させている。
内野にしても、二遊間にはドラフト3位で獲得したメジャー逆輸入選手の加藤豪、ドラ5ルーキー奈良間、2年目の上川畑、7年目の石井らがしのぎを削る。
もともと新庄監督は2月中にレギュラーを固定すると話していたが、選手たちのアピールに「みんなどれだけ成長してくれるんだ。(メンバーが)固まらない……」。嬉しい悲鳴はいつまで続くかーー。