山口航輝とてつもない勝負強さ! 対外試合7戦5発、ロッテ待望“和製大砲”ついに本格化
「完璧です」
自身の打席をこう振り返ったのがロッテの山口航輝(22)だ。23日の日本ハム戦に「3番・DH」でスタメン出場すると、初回に加藤貴の直球を一閃。開幕投手に内定している敵の左腕エースから、キャンプの対外試合7戦で5本目となる1発を左翼スタンドに突き刺した。続く三回には右のエース上沢から右翼フェンス直撃の適時三塁打。とてつもない勝負強さを見せている。
明桜高(秋田)から2018年ドラフト4位でロッテに入団し、3年目の21年に開幕スタメンで一軍初出場。昨季は102試合で打率.237ながら、チームトップの16本塁打を放った。
オフはパ・リーグ本塁打王を獲得した西武の山川に弟子入りすると、キャンプでは口にゴム風船を含みながら打撃練習するなど“山川流”を実践している。ライバル球団の編成担当が言う。
「スイング自体に変化はあまり感じなかったけど、昨季のブレークで自信がついたのでしょう。『雰囲気』が出てきた。練習に取り組む姿勢が明らかに変わり、打席でおどおどした様子がなく、迷いのないスイングをするようになった。対戦する投手は威圧感を感じて投げにくいですよ。ケガさえなければ間違いなく今季はレギュラーになるし、20~25本塁打くらい打つと思う」