侍ジャパンとWBC準々決勝で対戦 メジャー選手ズラリ“口ひげ軍団”イタリアの不気味な実力
主役はやはりこの人だった。
12日、侍ジャパンがオーストラリアに勝って、WBC1次ラウンドB組を4戦全勝で突破、16日の準々決勝に駒を進めた。
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■大谷の特大1号
立役者は大谷翔平(28=エンゼルス)だ。初回無死一、二塁の1打席目、左腕シェリフのカーブを右中間スタンドのはるか上、自身の看板広告にブチ当てる先制3ランを放った。飛距離140メートル。自身1号となる特大の一発で試合の流れを引き寄せると、四回の3打席目は押し出し四球。この日は2打数1安打、1本塁打、4打点だった。
試合後、お立ち台に立った大谷はこう言った。
「早く1本打ちたいと思っていたけど、いいホームランでした。いきなりチャンスで回ってきて、いい角度で打球が上がってくれた。引っ張った打球はあまり上がってなかったんで、久々に上がった打球を見て、いい景色だなあと。WBCでの1本? 子供の頃からの夢だったので、早く打ちたいと思っていた。次の試合も1本打てるよう頑張りたいです」