サム・ベネットのマスターズ16位ではね上がるアマチュアの“商品価値” 広告効果1000万ドル超
マスターズでプレーしたベネットは、バッグ、キャップ、シャツなど全身に多くのスポンサーロゴをつけていた。クラブメーカーのピン、アパレルメーカーのジョニーゼロ、バーリテックス銀行、緊急車両のキップフリート、インテリアなどのサンキャストというスポンサーの支援を受けているのだ。もっとも、これらのスポンサー契約に関しては、さほど大きなマネーは動いていないとみられる。
アメフト選手の中には100万ドルを超える契約金を手にしているスーパーアマもいるが、大半のアマチュア選手はNILに登録しても手にする契約マネーは小遣い程度にしかならない。
■マスターズ期間中にベネットのネット検索件数ハネ上がり
NILに詳しい弁護士によると、「アメフトやNCAAの試合で大学生アスリートたちをテレビで見ているが、そのアマチュアのブランドをスポンサー契約に結びつけるチャンスは、ほとんどない」という。
しかしベネットの場合、全米アマの成績ではなく、今回のマスターズ成績によって「商品価値」がぐんと高まったといえるのだ。