大商大の両腕2人、東洋大のドクターK…今秋ドラ1位候補 即戦力大学生投手3人の武器と課題
高太一(大商大)は伸びる球と伸びしろが武器
大商大ドラフト1位候補コンビの一角だ。
183センチ、79キロ。最速151キロ左腕は、スライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリットを器用に操る。
広陵高では3年春にセンバツ出場を果たしたものの、河野佳(現広島)が同期でエースとして君臨していたため、背番号17の控えに甘んじていた。在京球団の関西担当スカウトがこう言う。
「昨年の大学選手権で全国デビューして注目を浴びた。腕が長くて球に角度がある。フォームが柔らかいので、ホームベース上で球が伸びる。昨年台頭してきた投手なので、伸びしろが大きい。今年の上位候補に左投手が少ないこともあって、同期の上田より人気が上がる可能性を秘めています」
その上田同様、「こちらも制球力が課題」とこのスカウトが続ける。
「狙ったところにもっと確率良く投げられるか。大商大はいい投手が多いこともあって、完投を見たことがない。スタミナ面の上積みも期待したい」