大谷翔平は首痛抱えながらリアル二刀流 休養を無理強いできないエ軍フロントと首脳陣の問題点
大谷が止まらない。
首の痛みを押してリアル二刀流で出場した日本時間16日のオリオールズ戦は7回を3本塁打含む4安打5失点。4戦連続被弾と乱調も5勝目(1敗)をマーク。打っては9号3ランを放つなど5打数4安打1四球3打点。最後に二塁打が出ず、自身2度目のサイクル安打は逃したが、先発投手による5出塁は1964年のメル・ストットルマイヤー(ヤンキース)以来59年ぶりの快挙だった。
試合後の大谷が「(サイクル安打を)意識していたけど、ピッチングが良くなかったので、うまく切り替えられなかった」と話した通り、投球内容はイマイチだった。
直球の最速は約160キロとまずまずながら、スイーパーなどの変化球が甘く入って、昨年6月3日のヤンキース戦以来となる1試合3本塁打を浴びた。フィル・ネビン監督によれば、起床した際に首が凝っていたそうで、「彼に大丈夫かと聞いたらОKだと言った」ため、予定通り二刀流で起用したと説明した。
ここまで大谷は投手として9試合53イニングに登板し、打者では40試合に出場し、休養はわずか2試合だ。