大谷翔平は今季「申告敬遠」が増えそうだが…後続の“勝負弱さ”がエンゼルスの致命傷に
今季、24試合で4番に座っているレンドンは得点圏打率.357、1本塁打、20打点と結果を残しているが、16日に左股関節の張りでIL入りするなど、故障がちで安定したパフォーマンスは計算しにくい。
得点機で後続がアテにならなければ今後、相手バッテリーはますます大谷との勝負を避けるようになる。ポストシーズン進出争いやタイトル争いが熾烈になるシーズン後半は、より歩かされる機会が増えて、本塁打王争いにも影響しかねない。昨季までの大谷は申告敬遠で歩かされたことへのやり場のない怒りもあったのだろう。次の打席や試合では力みもあって当たりが止まるのは珍しくなかっただけになおさらだ。
2014年以来、9年ぶりのポストシーズン進出を目指すチームにとっても痛手。リリーフ陣は決して盤石でないだけに、大谷がバットを振らずに競り負ける試合も増えるかもしれない。
大谷は日本時間23日、本拠地アナハイムでのレッドソックス戦に「3番・DH」で出場し、3打数無安打1四球。相手の先発右腕ハウクの低めの変化球にタイミングに合わず、2三振を喫するなど3試合ぶりにバットから快音が響かなかった。