巨人か侍Jか「高橋由伸監督」の実現度…WBC東京プール主催の読売が担ぎ出したいのは?
「リベンジさせたい」上層部の親心
「(昨年)巨人から監督のオファーがあったかは言えません。でも今の仕事(日テレのスポーツキャスター)はやりがいがある。これだけは言えます。今後巨人の監督のオファーを受けるか? それは、なんとも言えません。また僕の名前が出るようなら、真っ先に教えてください」
巨人の次期監督争いは、阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ(44)が筆頭候補。高橋氏は「対抗馬」という立ち位置だ。前出の球界関係者がこう明かす。
「だから読売や巨人の上層部は、由伸に巨人じゃなくて日本代表の監督としてリベンジさせたいのではないか。15年限りで半ば強制的にユニホームを脱がされて監督になったものの、チームは過渡期だった。今も菅野、坂本、丸といった主力が軒並みベテランになり、衰えが顕著。16年同様、チームも下り坂だけに、同じ轍を踏みたくない由伸の腰も引けるというもの。でもWBCは短期決戦だし、代表監督なら話は別。21年の東京五輪後に勇退した稲葉監督の後任として、由伸が有力候補に挙がった。この時は巨人の監督に再登板する可能性があったため、流れた経緯があります」
侍指揮官なら、条件次第でスポーツキャスターの仕事を継続しながら兼務できるかもしれない。前出の関係者は「可能性はありそうだ」と自信を見せるが、最終的には高橋氏に代表チームを背負う覚悟があるかどうかにかかっているといえそうだ。