山下美夢有も岩井明愛も予選落ち…日本のトッププロが全米女子OP揃って“討ち死に”の理由
今大会もフェアウエーキープ率(6位)、パーオン率(8位)とショットは安定していたが、平均パット数2.15(153位)とグリーン上がネックになり、カットラインに3打及ばなかった。ティーショットやグリーンを狙うショット貢献度はともにプラス(平均以上)だが、ショートゲームやパットのそれはマイナスだった。
■日本からのスポット参戦では手に負えない
国内で見せる強いプレースタイルは不発に終わり、「耐えるゴルフができなかった」(山下)と、コースに打ちのめされていたのがわかる。評論家の三田村昌鳳氏がこう言う。
「風もあるけれど、メジャーの設定、コースの難しさが国内の大会とは全然違う。海沿いに広がるペブルビーチのレイアウトやホールの組み立ては日本にはなく、各ホールに特徴があって、ショットの精度やマネジメントが求められる。さらにピン位置の難しさもある。グリーンの端や、バンカーを越えたすぐのところにカップが切られて、パー3でも1オンしたからといってバーディーチャンスにはならない。