全米女子OPでの畑岡奈紗は慎重さがアダに…気持ちを前面に押し出して戦ってもよかった
本人の考え方であり判断ですが、レイアップではなく、どうしてウッドで2オンを狙わなかったのか。ガードバンカーでもよかったのではないか、と思いました。もっと気持ちを前面に押し出して戦った方がよかった、という感じです。
「守る気はなく、前日同様に攻めようと思った」とホールアウト後にコメントしていますが、これまで何度も手痛いミスを経験しすぎて、慎重になりすぎていたのかもしれない。マネジメントを考えすぎて、ゴルフを始めたころの真っすぐ攻めるという強い気持ちが薄れていたのかもしれない。
迷いが、もう一つバーディーがこなかった原因ともいえます。
■メジャーに勝つには勢いも必要
渋野日向子も笹生優花もメジャーに勝った時には勢いに乗っていました。
畑岡はリーダーに立ち、最終日の戦い方は申し分なかっただけに、メジャータイトルを逃したのは、もったいなかったとしか言いようがありません。
日本勢は史上最多のプロアマ22選手が出場し、小さなグリーンで、日本にはない厳しい設定の中で半数が決勝ラウンドに進みました。