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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大准教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部准教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

混沌とする米国の大型ストライキの行方…“世界最強”MLB選手会の交渉力を左右しかねない

公開日: 更新日:

 しかも、ハリウッドでのストライキを受けて俳優の代わりに作品に登場するロボットが舞台あいさつに立ったり、自動車業界ではストライキの対象となっていないイーロン・マスクの率いるテスラの存在感が高まったりと、組合側の思惑とは異なる展開が起きている。

 それだけに今回、相次いで起きた大型のストライキの結果は、選手会の交渉力をも左右しかねないものなのである。

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