続投明言の日本ハム新庄監督の通信簿 選手育成は◎も…采配がボロクソ非難される納得の理由
■ソフトBに移籍した近藤健介の抜けた穴が大きい?
しかしその一方で、采配力には非難の声が上がっているのも事実だ。昨季は「トライアウト」に位置付け、勝敗を度外視した異例のシーズンを送った。その結果、59勝81敗3分で最下位を経験。これを踏まえ、今季は「優勝しか目指さない」と息巻いて臨んでいたが、135試合を消化した現在は57勝77敗1分けで結局、最下位にいる。
昨オフにソフトバンクへ移籍した近藤健介(30)の穴が大きいと見る向きもあるが、はたしてそうか。近藤が抜けたとはいえ、チーム打率や本塁打数は昨季とほぼ同じ。むしろチーム防御率は3.46から3.06に改善されている。つまり、チーム状態は良くなり、「優勝しか目指さない」つもりで指揮を執っていても、勝ち星が増えていないということになる。
《選手を育てるのは上手いけど、勝てる野球ができる気がしない》
《まだ昨季みたいに奇襲をしかけていた方が可能性あったんじゃないか》
《個人の野球脳は高いかもしれないけど、チームレベルに落とし込めていない気がする》
ネット上でこんな声が出るのも無理はない。