札幌市が2030年冬季五輪の招致断念…2034年以降の大会に切り替えへ

公開日: 更新日:

 札幌市が2030年冬季五輪・パラリンピックの招致を断念したことが分かった。

 東京五輪の汚職・談合事件による五輪への不信感が高まり、招致活動に対する市民の理解を得られないと判断したという。11日にも秋元克広市長とJOC(日本オリンピック委員会)の山下泰裕会長が記者会見し、表明する。

 東京五輪の事件を受け、市は昨年12月以降、機運醸成活動を休止。不正防止に向けた再発防止策を盛り込んだ大会運営見直し案の策定や、市民対話事業などを進めていた。

 JOCは、五輪招致への国民の支持が高まっていないため、6月の理事会で札幌市が34年以降の招致を希望した場合も容認することを決定。12日からIOC(国際オリンピック委員会)の理事会、総会が開かれることを踏まえ、34年への切り替えを表明することに決めたという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇