阪神隆盛で巨人の悲願「セDH制」ますます遠のく…発言力も「反対やから」の岡田監督が逆転
言い出しっぺは巨人・原前監督
これと正反対なのが巨人だ。
原辰徳前監督(65)がセ・リーグへのDH制導入を言い出したのは、日本シリーズでソフトバンクに衝撃の4連敗を喫した2019年のこと。「セのレベルアップを図るためにもDH制を導入すべき」と発言したことから、論争が始まった。
さる球界関係者がこう言った。
「岡田監督はこの時の監督会議で『一番年上やから』と座長を務め、イニシアチブを取りながら『DH制反対の理由』について話しまくっていた。巨人は球団を挙げてDH制導入を狙っている。原監督は通算17年目という長い在籍期間もあって存在感と発信力はあったが、2年連続惨敗の責任を取って退任してしまった。これからますます岡田監督の発言力が増すのではないか」
メジャーでは昨季からナ・リーグもDH制に変更されたが、巨人は今季6勝18敗1分けの「トリプルスコア」でやられた実力だけでなく、会議室での力関係も、阪神に逆転されそうな雲行きである。