2017年1位の鍬原拓也が戦力外…西舘勇陽も呪われる? 巨人「即戦力ドラ1投手」の不吉な系譜

公開日: 更新日:

 巨人から戦力外通告を受けた鍬原拓也(27)が29日、「貢献できなかった。ファンのみなさん、球団には申し訳ない」と頭を下げた。NPBでの現役続行を希望している。

 中大から2017年ドラフト1位で入団。3年目の20年に右肘を骨折し、手術を受けたことで育成契約となった。21年途中に支配下復帰を果たしたが、今季は5試合で防御率9.00だった。

 この鍬原を筆頭に巨人の大学・社会人のドラフト1位入団投手が軒並み苦労している。15年以降のドラフトで5人を1位指名。21年の大勢こそ守護神を務めているが、20年の平内、18年の高橋はパッとせず、15年の桜井はすでに引退している。

■原前監督の起用法にスカウトは不満だった

 そんな中、26日のドラフトで巨人が中大の155キロ右腕、西舘勇陽(21=花巻東)を1位指名した。日本ハムとの競合の末に阿部新監督が交渉権を引き当て、ガッツポーズ。球団も沸き返っているが、そこは「魔の即戦力1位投手」である。同じ中大の鍬原がクビになったこともあってか、ネット上には<中大出身の阿部監督のコネ指名だとすれば不安>なんて声も上がっている。さるチーム関係者がこう言った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  2. 2

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希の肩肘悪化いよいよ加速…2試合連続KOで米メディア一転酷評、球速6キロ減の裏側

  4. 4

    阪神・佐藤輝明「打順降格・スタメン落ち」のXデー…藤川監督は「チャンスを与えても見切りが早い」

  5. 5

    PL学園から青学大へのスポ薦「まさかの不合格」の裏に井口資仁の存在…入学できると信じていたが

  1. 6

    新庄監督のガマンが日本ハムの命運握る…昨季の快進撃呼んだ「コーチに采配丸投げ」継続中

  2. 7

    ソフトB近藤健介離脱で迫られる「取扱注意」ベテラン2人の起用法…小久保監督は若手育成「撤回宣言」

  3. 8

    巨人・坂本勇人2.4億円申告漏れ「けつあな確定申告」トレンド入り…醜聞連発でいよいよ監督手形に致命傷

  4. 9

    センバツVで復活!「横浜高校ブランド」の正体 指導体制は「大阪桐蔭以上」と関係者

  5. 10

    「負けろ」と願った自分を恥じたほどチームは “打倒キューバ” で一丸、完全燃焼できた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは