4強揃った高校サッカー選手権は「青森山田が4度目の優勝」と専門家が予想する根拠
「優勝した2021年度大会以来のベスト4入りを果たして4度目の優勝を目指す青森山田と、戦後最多タイの6度目の優勝を狙う市立船橋が戦う6日の準決勝が事実上の決勝戦でしょう」とサッカーダイジェスト元編集長の六川亨氏がこう続ける。
「近年の高校サッカーのトレンドとして<素早い攻守の切り替え><鋭いカウンター攻撃><多種多彩なFK><ロングスロー>が挙げられ、それらの要素を高い次元で有しているチームが青森山田、次いで市立船橋と言えるでしょう。試合の見どころとしては、大会5得点と絶好調をキープしている市立船橋FW郡司を青森山田の身長190㌢の小泉、182㌢の長身CBコンビがいかに封じ込むか--が真っ先に挙げられます。青森山田の攻撃に関していえば、技巧派MF芝田が中心となって相手ゴールに迫っていくが、芝田を筆頭に中盤と前線の選手も守備意識も高く、労を惜しまぬ運動量でハイプレスを掛け続け、相手の攻撃の芽を摘んでいく。総合力で上回る青森山田が決勝戦に進み、堀越と近江の勝者を退けて優勝旗を掲げると予想します」
準決勝(6日=国立競技場)の青森山田高-市立船橋高戦は午後零時5分に、近江高-堀越高は午後2時20分にキックオフされる。