新庄監督の育成ベタが招いた日本ハム異例24億円大補強…今季V逸ならフロントの責任問題に

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 今オフの大補強について球団OBは、「ドラフトと育成をメインにしたチーム作りで、06年から11年間で5度のリーグ優勝を誇った時代とはまったくやり方が違うが、何しろ16年以降は一度も優勝できていない。背に腹を代えられない事情に加えて、球団が新庄監督の手腕を信用しきれていないのではないか」とこう話す。

「就任から2年連続最下位。『トライアウト』と位置づけた1年目はともかく、勝ちに行った昨季も最下位。球団も前オリックスの伏見や前中日のマルティネスを獲得するなど、積極的に補強も行った。ソフトバンクFA移籍した近藤の人的補償で入団した田中正が抑えに定着する嬉しい誤算もあった。それでも6位です。万波が急成長を遂げたとはいえ、野村や清宮はまだまだくすぶっているし、期待が大きかった吉田輝はオリックスへトレード。必ずしも若手育成に手腕を発揮しているとは言い難い。新庄監督の2年間の成果が乏しいことも、今回の大補強の引き金になっていることは間違いない。しかも、3年連続で結果が出なければ、新庄監督を招聘したフロントの責任も問われかねません」

 昨9日は新人合同自主トレを視察し、スタッフ会議にも出席した新庄監督は大補強にニンマリしているが、果たしてチームを勝たせることができるのか。

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