上原浩治は自己ワースト…佐々木朗希は?「自費キャンプ」先輩選手の同年成績(前編)
05年は27試合に先発し、9勝12敗、防御率3.31。12敗(2ケタ黒星)は後にも先にもプロ野球人生でワーストの数字だった。
■阪神・投手 久保田智之(08年)
2007年は主にセットアッパーとしてNPB記録となる90試合に登板し、先発登板ゼロで9勝3敗、46ホールドをマーク。最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。
同年オフは前年5500万円から3倍増を視野に年俸交渉を進めたが1月31日までに決着には至らず、自費キャンプ突入となってしまった。最終的には年俸1億2000万円でサインした。
08年は69試合で6勝3敗、防御率3.16。2年連続で最優秀中継ぎ投手に選ばれたが、球団側からシーズン終盤の不安定な投球内容を指摘され、同年オフは年俸1000万円のダウン提示をされた。自費キャンプがよほど堪えたのかどうか、この時は一発サインした。
■中日・投手 川上憲伸(06年)
05年は25試合に先発し、11勝3敗、防御率3.74。前年の17勝(7敗)から成績が落ちたこと、シーズン後半は1勝5敗と振るわなかったことなどを理由に球団から2000万円ダウンとなる年俸2億3000万円を提示され、保留した。