大谷翔平「右肘リハビリ本格化」と「2年連続本塁打王」のただならぬ因果関係
大谷の右肘手術を執刀したニール・エラトロッシュ医師は「25年には何も制限なく可能になる」と、リアル二刀流復帰に太鼓判を押した。投手としてのリハビリが今年の夏場過ぎに最終段階に入れば、打撃にも相乗効果が期待できそうだ。
今季は打者で出場しながら、下半身や体幹強化、股関節の機能改善など投手としてのリハビリを継続する。シーズン中は時間に追われるとはいえ、下半身と体幹の強化は、より重心が安定して飛距離が伸びるなど打撃にも効果が見込めるからだ。
21年からリアル二刀流をこなしてきた大谷にとっては投打の調整を並行して行うのは、むしろ自然なことだ。18年のトミー・ジョン手術のリハビリメニューにスローイングプログラムが加わった際には「ピッチャーの調整も入るので、そっちの方が自分らしいリズムになる」と話していた。
実際、打者限定で復帰した19年はボールを握ったリハビリメニューを開始したこともあり、打率.286、18本塁打、62打点で、新人王を受賞した18年(打率.285、22本塁打、61打点)と比べても遜色なかった。