巨人“かつての正捕手”小林誠司の放出に現実味…12日のOP戦出場は他球団への売り込みか
「今季もトレードが活発化しそうです」とは、西日本の球団のフロント関係者。
現時点で「セ球団32歳右腕」と「パ球団GG賞野手」名前が頻繁に取り沙汰されているという。その両選手を差し置き、もっとも注目を集めている選手とはーー。【前編】からつづく。
◇ ◇ ◇
今季最大の目玉と言われているのが巨人のかつての正捕手で、17年WBCで侍ジャパンの主戦を担った小林誠司(34)だ。
巨人は「第3捕手」候補として日本ハムから郡を獲得した。支配下の捕手が5人と少なかったとはいえ、これで小林の一軍出場機会はますます減るともっぱらだ。前出のフロント関係者が言う。
「もともと阿部監督の小林に対する評価は高くなかったが、今回のトレードでそのことがハッキリしました。年俸1億円の複数年契約が昨季限りで満了し、今季年俸は7000万円減の3000万円。以前はトレードを希望する球団が多く、巨人は小林を囲い込むために大型契約を結んだが、すでに球団の評価も落ちるところまで落ちた印象。阿部監督体制に変わる前から、『来年は安泰ではない』との声を聞いていて、小林本人にもそれは伝わっているとか。阿部監督は昨オフから計3件のトレードを行うなど積極的。今季中の“小林放出”はあるとみています」