若手の芽を摘むことになっても巨人が筒香獲得に乗り出す複雑事情…主砲メジャー挑戦の点と線

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 今秋ドラフト1位候補の青学大・西川史礁(4年=龍谷大平安)だ。東都大学野球リーグが開幕した昨8日の神宮球場に、プロ球団のスカウトや関係者が集結する中、国学院大戦に「4番・中堅」で出場。先制適時打を含む2安打を放った。

 侍ジャパンの井端監督も視察。プロ中心の3月の侍ジャパンの欧州代表戦に招集し、初戦で2安打を放った西川らをチェックするためだ。

 西川は昨年、全日本大学選手権、明治神宮大会で本塁打を放ち、日米大学選手権では、全5試合で大学日本代表の4番を張り、チームトップの打率.316をマーク。「大舞台に強い男」として名前を売った。

「今秋のドラフト1番人気は現状、『天才遊撃手』の呼び声高い明大の宗山。ただ、巨人の正遊撃手には、宗山と同じく守備が武器で左打者の2年目・門脇がいる。宗山は10年に1人の逸材ですが、門脇とタイプがモロに重なる。岡本が流出した後、将来的に誰が4番を打つかの方が問題です。35歳の坂本が衰えることも想定すると、『右の長距離打者』が巨人の最重要補強ポイント。大学日本代表の4番が1位の最有力候補に浮上しているのです」(前出の球界関係者)

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