大谷が評価加算されにくいDHでも…リーグ屈指の貢献度「WAR」を叩き出すナゾ解き
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。
「WARは『ファングラフス』と『ベースボール・リファレンス』の2つの野球データサイトが発表しており、それぞれ必要な要素は異なるものの、主に打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して算出されます。大谷は長打が多い上に、12得点はリーグ2位タイ。得点への貢献度を示すОPS(出塁率+長打率)は1.019(リーグ9位)で、超一流とされる1.0を上回っている。まだ1盗塁とはいえ、積極的な走塁もポイントとして加算されているのでしょう。3日(日本時間4日)のジャイアンツ戦では4番スミスの左翼線への二塁打で一塁から一気に生還するなど、随所に好走塁を見せています。WARでリーグ上位に名を連ねているのは、加算されない守備での不足分を補うかのような打撃と走塁によるハイパフォーマンスを披露しているからではないか」
今春キャンプでの入念な走塁練習が実を結んでいるといえそうだ。
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野手専念として目を見張るような成績を残しているが、本来の大谷の価値は投打の「二刀流」だ。しかし、投球面において拭いきれない不安点がある。