筒香嘉智がDeNA復帰戦で逆転3ラン! 古巣出戻り組の過去データが裏付ける「成功法則」
「横浜スタジアムでベイスターズのユニホームを着て、プレーできる。本当に幸せです」
6日のヤクルト戦の八回2死一、二塁、1673日ぶりに一軍の公式戦に出場したDeNAの筒香嘉智(32=前ジャイアンツ)がエスパーダの初球を捉え、右翼席に逆転3ラン。お立ち台でファンの大歓声を浴びた。
「三浦監督があえて6番で起用したのは、筒香の肩に力が入らないように配慮した結果でしょう。相手の先発が軟投派の石川だったのは偶然かもしれませんが、かねて150キロ以上の直球への対応が課題とされる大砲の復帰戦を、チームとしてお膳立てする形になった」(球団OB)
そんな筒香の活躍を後押しするデータがある。過去、メジャー挑戦後に日本球界に復帰した選手の中で、一定の活躍をした多くは、古巣を復帰先に選んでいるのだ。
2005年以降では、石井一久(06年復帰で11勝)、青木宣親(18年復帰で打率.327)のヤクルト勢に加え、広島の黒田博樹(15年復帰で11勝)も16年にチームの25年ぶりのリーグ優勝に貢献。ソフトバンクの和田毅(16年復帰)も1年目にいきなり15勝を挙げた。