大谷「腰の張り」で2度目の欠場も…今季初の体調不良がドジャースにも本人にもプラスなワケ

公開日: 更新日:

二刀流フル回転のエンゼルス時代との違い

 大谷が無休でプレーすれば、とてつもない数字を残すのは想像に難くない。しかし、仮に大谷が三冠王を獲得したとしても、他の主力がDHを使えず疲れをためたり、守備で足を引っ張り続けたりするようなら、チームとしてマイナスになってしまうのだ。

 休みながらプレーすることは本人にとってもプラスだろう。

 そもそも大谷は毎日、試合に出てプレーするのが当然だと考えている。野手に専念せざるを得ない今季はなおさらだ。

 エンゼルス時代は、投打の二刀流としてフル回転した。昨年の日本時間7月28日、タイガースとのダブルヘッダー第1試合は打席に立ちながらメジャー初の完封勝利。45分後にスタートした第2試合では2本塁打。2本目の直後にはけいれんを起こし、途中交代を余儀なくされたほど。首脳陣が休養を勧めてもクビをタテに振らず、試合に出続けたことが自身2度目の右肘手術や右脇腹痛による離脱につながった。

 しかし、11年連続でプレーオフに進出しているドジャースは、自分以外のスターがトラウト(32)ひとりで、在籍した6年間すべて負け越したエンゼルスとは異なる。自分の立ち位置も起用法も変わるわけで、首脳陣から休めと言われ、それがチームのためであれば従うしかない。無理をせず、適度な休養をはさみながらプレーすることは、結果として本人のためにもなるに違いない。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大谷を待ち受けているのは、元通訳・水原一平被告による「暴露本出版」ではないか。水原被告はウラで大谷の口座からカネを盗み出すだけではなく、歯科治療費までネコババしていたことが露呈している。周囲からは「(水原被告は)お金のためなら何をやっても不思議ではない」という声も聞こえていてーー。

●関連記事【もっと読む】…ではそれらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出