中日・小笠原が愛想を尽かす日…度重なる「無援護、見殺し、足枷」でメジャー志向加速の一途
中日の小笠原慎之介(26)は今季、極端な「無援護」に泣かされている。防御率1.73はリーグ5位でも、2勝はハーラー17位タイである。
ここまで10試合に登板し、援護点はわずか10点。1試合1点の計算だ。
しかし、小笠原を見殺しにしてきた打線は、それだけでは飽き足らなかった。
昨5日のソフトバンク戦。ついには守備陣も足を引っ張った。0-1で迎えた三回1死一塁の場面、3番・栗原を内野ゴロに打ち取ったかと思いきや、二塁の山本が打球をファンブル。拙攻拙守に気持ちが切れたか、山川こそ三振に抑えたものの、続く近藤から3連続適時打を浴びて、一挙4失点。結局、5回5失点でマウンドを降りた。失策絡みで、自責点が1で済んだのは不幸中の幸いだろう。
5敗はリーグワースト2位タイ。こうなると、いよいよチームに見切りをつけ、メジャー移籍に傾くのではないか。
小笠原のメジャー挑戦が報じられたのは今年4月。MLBネットワークの記者が、自身のSNSで「中日の小笠原が今季終了後、ポスティングされる可能性がある」とつづったものだ。小笠原は昨年1月、地元メディアの中日スポーツに、将来的なメジャー挑戦を語っていた。少なくとも、メジャー移籍の願望があるのは間違いない。