阪神・才木浩人を支える“らしくない”屈強メンタル…ノーノーならずも両リーグトップ7勝目

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 完封勝ちした2日のロッテ戦後も、同じくお立ち台で「最終回、拍手もらって、『おえー』と思った。先頭打者を出して『オーマイガー』と思いましたが、なんとか抑えられた」などと、ノリノリだった。

「ヒーローインタビュー中に突然笑い始めるなど変わった一面もありますが、プロ1年目から選手が集まる前で一発ギャグを繰り出し、笑いを取っていた。高校時代は3年間、学級委員長をやり、文化祭で漫才を披露。目立ちたがり屋で物おじしない性格は、おとなしい選手が多い阪神の中で特異な存在。阪神は12球団屈指の集客力に加え、報道陣の数も多い。注目度が高いだけに、『余計なことはしゃべれない』『ヤジが怖い』と口数が少なくなったり、萎縮する選手が少なくない。通算2099安打を放ったOBの鳥谷敬は現役時代、『最近の若手は新聞やネットニュースを読んで批判を気にしすぎる。僕は読みません』と言っていましたが、才木は阪神特有の環境に流されないからこそ、声援とヤジが交錯する甲子園のマウンドで堂々と腕を振れるのでしょう」とは放送関係者だ。

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