大谷「ジャッジは勉強になる」の真意…立場上真似できない「常にフルスイング」のジレンマ

公開日: 更新日:

手術をしなくても93~94マイル(約150キロ)くらいだったら投げられる感覚だったが、100マイル(約161キロ)とか、それを超える球速に耐えられるかといったら、たぶん耐えられなかったと思うので、手術の決断をしたという感じ」

 実際、大谷の投打に渡るパワーはメジャーでもトップクラス。その気になれば、ジャッジのように常にフルスイングできるに違いない。

 とはいえ、チームの勝利を考えたら、振り回してばかりもいられないのではないか。

 例えば9日のヤンキース戦。1ー1の同点で迎えた三回1死一、三塁で放った左前適時打は、明らかに走者を返すための軽打だった。

 プロスポーツ史上最高額となる1000億円超で、11年連続プレーオフ進出中の常勝球団にFA移籍。勝利に貢献して当然の状況におかれたことによって、これまで以上に一発ばかり狙うわけにはいかなくなったのだろう。

 11日現在、15本塁打はリーグ3位タイ、打率.310は同4位、41打点は同9位タイ。三冠王も狙える成績を残しているのはチーム打撃を優先している結果なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在