日本ハム清宮幸太郎と野村佑希は「トレード移籍」へ正念場…現場の指導力や起用方針にも問題か
左右の主砲候補といわれた日が懐かしい。
日本ハムの清宮幸太郎(25)と、野村佑希(24)の2人である。
清宮は早実(西東京)時代に当時最多の高校通算111本塁打を放ち、2017年ドラフトで7球団競合の末に入団。花咲徳栄(埼玉)で通算58本塁打の野村も、右の大砲候補として18年ドラフト2位で指名された。
しかし、時が過ぎるのは早い。清宮は7年目で野村は6年目。とっくに中軸を担ってしかるべきだが、まったくその気配がないのだ。
清宮は32試合で打率.175、1本塁打、9打点。17日の楽天戦に6番・左翼でスタメン出場した野村もこの日は2タコに終わり、39試合で打率.216、1本塁打、4打点。レギュラーどころか、いつ再び二軍落ちしてもおかしくない。
一方、二軍では頭一つ抜けている。清宮は打率.290、4本塁打、16打点、野村に至っては打率.376、10本塁打、39打点。規定打席には達していないものの、本塁打はリーグトップタイで打点は同2位。三冠王を取る勢いで打ちまくっているにもかかわらず、一軍に上がるやからっきし。「二軍の帝王」と化してしまっているのが現状だ。