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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

スカウト能力を生かすも殺すもフロント次第…パドレスGMの無能が如実に表れた「残酷な数値」

公開日: 更新日:

 MLBドラフトが14日から3日間開催された。

 16日に行われたオールスターゲームで、昨年のドラフトで全体1位指名されたパイレーツのスキーンズがナ・リーグの先発投手を務めたように、最近はドラフトで上位指名された選手が、1年ないし2年後にメジャーに昇格して、いきなり、主力選手として活躍するケースが続出している。

 そのためスカウト能力の高い球団がお荷物球団から最強球団に生まれ変わるケースも出ている。

 筆者は、各球団が過去にドラフトで指名した選手が今季前半、どれだけチームに貢献したかを、貢献ポイントであるWAR(ファングラフス版)をベースに調べてみた。

 その結果、ダントツなのがオリオールズ(17.3ポイント)だった。

 オリオールズはドラフト1巡目指名選手にハズレがないのが光る。18年の1巡目指名G・ロドリゲスは準エース級、19年のラッチマンは中心選手、20年のウエストバーグとカースタッド、21年のカウザーが優秀なレギュラー級に成長しているのに加え、19年の2巡目指名G・ヘンダーソンが今季前半MVP級の活躍を見せた。

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