元プロが関わる「チンピラまがい」の関西ボーイズチーム出身者にスカウト要警戒《教育できそうにない》
「少年野球や中学硬式では、いまだに指導者がふんぞり返って昭和の野球を教えているチームもある。でも、あれはひどかったですよ」
パのスカウトがこう話すのが、今大会に出場した各校に選手を輩出している関西圏のあるボーイズチームについてだ。
「くだんのチームの強打者が死球をぶつけられ、相手投手に激昂。そこまでは理解できるが、その打者が投手にバットを投げつけ、『ふざけんな、てめえこの野郎!』とマウンドに向かおうとしたのだから空いた口が塞がらなかった。さらにこの打者が一塁守備についた時も、相手走者の体にグラブを思い切り叩きつけてタッチ。相手も『何すんだ!』と激怒し、審判が止めに入ったほど。その上、このチームの代表は止めに入るどころか『やったれやったれ! 俺もそっち行くわ!』と乱入しようとさえした」
野球チームどころか、これではチンピラか暴力団まがい。前出のスカウトが苦笑交じりに言う。
「元プロが設立に関わっているのですが、ここまで時代錯誤のチームも珍しい。ただ、どんなに野球が上手くても、このチームの出身者は指名したくない。とても教育できそうにありませんから」