阪神・岡田監督「何かあるんやろ」と再び意味深発言…阿部巨人への揺さぶりは通用するのか
コーチ経験がある球界OBが言う。
「岡田監督が『なんかある』といったのは、才木のクセを見抜かれるなど、巨人になんらかの対策を立てられていることを示唆していると思う。7月17日の東京ドームでの巨人戦後にも、『選手がベンチのサインを見ていない』と嘆いたうえで、『(ウラでは)凄いことが起きとるんやで。選手かわいそうやから言わんけど』と言及。『凄い』というのは岡田監督の口癖とはいえ、六回1死一塁のカウント2-2から仕掛けたエンドランをものの見事に外されたことを指しているのではないか。三振併殺のリスクを考えると、2-2からエンドランを仕掛けるケースは少ない。意表を突いたにもかかわらず巨人サイドに見破られ、心に引っ掛かったのではないか」
岡田監督は前任時(2004~08年)から情報戦、心理戦に神経を使ってきた。毎年のように優勝争いを繰り広げた中日の落合博満監督を巡っては、「ベンチでニヤッと笑ったらサインを出した合図」と言っていた。かつて本紙に書き下ろした連載では「カウント2-2から外されたら、ほぼサインを盗まれている」とも。