トライアスロンが汚い場所にこだわる「意外な理由」…東京大会、パリ大会も体調不良者続出

公開日: 更新日:

 小林氏はパリ五輪後にワールドトライアスロンの大塚真一郎副会長を取材。そこでは、問題となった水質に関してこう話していたという。

「大塚さんは『すべては間違いなく基準値以下で実施した』『何か問題があったときに選手が通報できるシステムがあるが、パリ五輪に関して、世界の選手からのクレームや通報はゼロだった』と話していました。そもそもが非常にタフなスポーツ。水質チェックから2時間後に実施の可否が決まるというのもマニュアルに沿ったもので、普段から過酷な環境でレースに臨む選手にとっては当たり前のこと。水質に関しても、事情を知らない周囲が大げさに印象操作をして報じている部分も否めないようでした」

 セーヌ川浄化のため、フランス政府は総額14億ユーロ(約2400億円)の巨費を投じた。IOCが“映え”にこだわる限り、水質汚染問題はこれからも繰り返すことになりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」